骨粗鬆症は骨内のカルシウムが抜け落ちる病気ですが、その原因は骨代謝のバランスが崩れるからです。
人間の体はすべての組織が絶えず入れ替わっています。風呂に入らなければ垢が出るのは、皮膚の新陳代謝で内部から新しい皮膚が生まれ、表面の皮膚が老廃物となって剥がれ落ちるためです。
骨も同様に、破骨細胞によって骨が分解され(下図、破骨細胞による分解)

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骨芽細胞によって新たな骨が造られます(下図、造骨細胞による骨形成)。

骨の分解が異常に活発か、造骨が異常に低ければ骨内のカルシウムが減って骨粗鬆症になってしまいます。これら破骨と造骨のどちらが原因かを調べるのが骨マーカーの採血検査であり、原因によって薬物治療の内容が変わります。