骨粗鬆症は骨からカルシウムが抜けて弱くなり、骨折が起こりやすくなる病気です。
骨は皮質骨という皮の部分と、海綿骨という中身の部分から成りますが(下図左端の骨)、骨粗鬆症になると皮質骨が薄くなり、海綿骨の骨梁と呼ばれる柱状の組織が痩せ細って中身がスカスカの状態になってしまいます(下図右端の骨)。

こうなると骨は力学的に弱くなり、骨折が起こりやすくなります
(下図左は腰椎圧迫骨折、右は大腿骨頸部骨折)